坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

アンドレ・ジッドの村

舞踏+映画の岩名さん(映画第1作の私もお手伝いした「朱霊達」は数々の映画祭に選ばれ、ロンドンのインデペンデントフィルムフェスティバルのベストフィルムになったことはもう書いたが、新作の「夏の家族」もロッテルダムに続きブエノスアイレスの映画祭にも公式選考された):彼はコミニティーネット(?)のmixiで日記を書いているが、それを読んでいたらベルイマンの「処女の泉」の粗筋まで載っている。私は日本語ウィキペディアですぐ出てくるものは「ウィキ参照」ですませてしまうタチだが、やっぱりこういう親切なところが岩名さんの人気の秘密だろうか? 私はお陰で熱を押してTVでみた映画(2/18)が「泉」ではなく「野いちご」だったと気付いた次第(監督名の日本語表記も含め事後訂正済)。

私も少し親切になって、かつウィキペディアには昨日の村の記載はないので簡単に説明を。

村の名はラ・ロック・ベニヤール(La Roque-Baignard)。お母さんがこの地のシャトーを相続したので子供の頃からパリとここを行き来した。「狭き門」の伏線的な、愛するが肉体関係のない奥さんのマドレーヌともここで出会った。1896から1900年まで村長となったこの村の事は「一粒の麦もし死なずば」の第3章前半に書かれているとか
(以上すべてhttp://www.terresdecrivains.comの受売りでした)