坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

クル-ズ地方の企画

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一昨日視察に行ったクル-ズ地方に今郵送。急に名案も浮かばなかったので、ブルターニュの内陸部の企画で落選した案に手を加えてデッサンをし直し、作文をし、昨晩予算を計算したら企画側から水曜に言われたギャラ、材料費、交通費を一括した予算の上限を10%超過。数日の滞在しかできないという条件から、アトリエで作ったものを持って行くことにしたのだが、運搬には小型トラックが必要。運転は得意な人に頼まねばならないしで、材料費ほぼゼロの企画の予算が膨らんでしまった。作るものが複雑になったので、以前提示した最低限の自分のギャラは上げることはあってもバーゲンは不可。だからそのまま。実際にはこれで入ってしまうと仕事量がちょっと多すぎて悩んでしまうところなのだ。

実はフェスティバルのテーマとして「歩み」があったので、水曜日に行く前にはその場にある材料を使って沢山靴形のオブジェを作って、、、という漠然としたアイデアがあったのだが、現地の小学生が要らなくなった靴に色を塗って町の中の木につるす予定だというのと、短期滞在では数多くのオブジェができないからこれは即諦め。同傾向のインスタレーションとして、粘土で小さな「歩く人」を百点以上作って森の散歩道の木に吊るすということも少しは考えたものの、「これは子供っぽすぎるか」と真剣に検討していなかったのだが、一つ作ってみると視点のせいで意外に自分では面白い(写真)。だからこれで第二の企画書を2時間余りで作成。この第二案を第一案にしようと思ったのだが、あまりにあせっていたので途中で新案を上書きしてしまい第一案ファイルを消失。幸い第二案にかかる前にプリントしておいたのでよかったが、郵便局に行く前にコピー屋に行って印刷コピーを作る羽目となった。

無事第二案が選ばれるといいのだが、第一案を作れと言われたらどうしようかなー。私はbad winner(1/13参照)だから断る可能性も十分あり。何せアトリエで作ったものを運ぶと言うのは私のいつものアプローチに反するのである。