坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

美術館巡り(終)

金曜も雪だったので、ルノワール展もアタック。回顧展だと思ったら1880年以降の作品。彼の後期は、お汁描きでなぞったようでふわふわしていて、かつ色調もオレンジ系で統一され、全然私には面白くないのだが、結局はそれを素早く確認して終った。ついでにグランパレの東口でやっていたイスタンブ-ルの歴史展をはしご。見事な工芸品などがあってこちらの方が見るのに時間がかかったが、まあこれもどうということもなく、、、でも学校の冬休みが始まるので美術館ツアーはこれにておしまい。結局火曜日に見た市立近代美術館の Dead line という、病気が宣言された作家の死ぬ直前の作品展(英語のタイトルはあまりにそのもので、どうもいただけないと思う)が、作品自体がどうのという以上に、その変化の「意外性」があって、見た展覧会のうちでは一番面白かったか? 取り上げられた作家が最期の最期までしぶとく制作を続けていることにも感心した。