坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

夏から冬へ

I-Parkは何の企画もなしに受け入れてくれたが、普通はそう太っ腹にアーティストを信用してくれるところはない。契約書に「企画書通りのものを作ること」なんて条項があったりするくらいなのだ。私は企画など立てたくないのだが、そうするとまったく来年の活動がなくなってしまいかねない。行けばまた新しい経験になって、違うものを作って楽しめたりするから、やっぱり頭をひねらねば、、、。
だから色々なレジデンス情報などを探すのだがのだが、私が絶対行けないフランス文化協会が主催する京都のヴィラ九条山は月額2600ユーロ(かつ4から6ヵ月間)という高待遇。メインストリームのアーティストと私のような自然派(?)とのギャップにあらためて愕然とするばかり。
他人の事はともかく問題はキャンバス同様頭の中が真っ白な状態にあること。それに加え眠りも連日浅い。これは私はコンピューターのネットワークの電波の所為ではと疑っているが、自分の電波を切ってもしっかり5-6局の電波が常にアトリエを飛んでいるので確かめようがない。世の中には超電波感受性の人が居て、田舎でアルミニウムに包まっていないと生活できないとか。こういう人たちが存在しても有害性の立証にはならないから不思議なものだ。アルミニウムに包まって寝てもいいのだが、アルミはアルツハイマーを誘発すると言う説もあるらしい(根拠はまったく不明)。
かつパリは一挙に夏から冬へ。10月初旬でもまだミラベルが(06年8月21日&24日参照)、そして温室栽培でない「本当の」トマトがあったぐらい暖かかったから、平年並みの気温といえどブルブル。