ドキュメンタリー映画祭

昨日書き忘れたが、上映時間通りにホールに入ったら、前の映画に関する議論の真っ最中だった。「ドキュメンタリーだからといって全てを見せて良いのか？」という根本的な問題が議題になっていて一向に終る気配がない。結局ヤープ君の映画は30分遅れで始まった。流石フランスというか、つまりは週日の午後のドキュメンタリー映画なんてのは関係者しか見に来ない。仲間内の会合みたいなものだから誰も時間など気にしていなかった模様。
ヤープ君は旅費+1泊付で招待されたのだが、出番は映画の後の15分ほどの数人の観客との質疑応答だけ。何しに来たのかな－と首を傾げていたが、やはりフランスは変なところでまだ予算があるから不思議。採算とか効率とかを言い出したらヤープ君の招来どころか、映画祭すらもすぐになくなるだろう。

ところで私は彼の映画に入るためにヤンさんからもらった招待券を使ってしまった。「期間中有効」と書いてあったのだが、その後に「1回限り」となっていたのが目に入らなかった。これはボケというより楽観主義と老眼のせいですなー。日曜日は私も質疑応答に加わらねばならないかもしれないのだが、どうなることやら。