シャンパンの梯子

火曜日がユキさんとアキさんのオープニングだったが、昨日はCracking Art というグループがプランタン百貨店の装飾（？）をし、そのパーティーがプランタンの屋上テラスであった。なんかやたら色々なカラーのウサギのが並んでいるだけでなんのことかわからなかったが、イリュミネートされたエッフェル塔や凱旋門を見ながらシャンパンを飲むのは気分が良い。おかげで私だけでなく、かなり出来上がった人も（写真参照？）。その前にアキさんの展覧会で会ったX君が勤めている写真博物館のウェブサイトの公開パーティーがあるというのでそれにも行ったらそこもちゃんとシャンパンが沢山出ていて梯子をしたことになったのだが、先日行ったモンルージュ・サロンもちゃんとシャンパンだったし（何しに行っていることやら）、、、「世界恐慌以来の不景気」なんて感じられない。経済評論家のアラン・ミンクも新聞に書いていたように「フランス人には他のヨーロッパ諸国がどんな情況になっているか見えていない」。公務員が多くて労働者の権利が保護されていて、、、つまりリベラリズムから取り残されていたという欠点が経済危機に面して少なくとも社会的にはプラスに働いている。逆に景気が戻って来るときには出遅れるだろうということで、「追い風を生かせないが向い風には強い」特殊なマラソン選手なのだ。という訳で（？）日本なら自粛しそうなシャンパンパーティーがまだ続いている。私が案内状をもらっているだけでも今晩も3つもオープニングがあるし（今日のはワインだけでしょう）、週末は夜中過ぎまで美術館が無料開放の「美術館の夜」、それにアトリエオープンなど、今週は本当にイベントが目白押しなのだがそれには訳がある。今週が5月で唯一休日がない（つまり飛び石連休のない）週なのでした。