坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

オープニング雑感

昨日は写真の展覧会を2軒はしご、といっても連れの美人嬢が飲まない人だったので私も白ワイン2杯ぐらいにとどまったが。飲み物以上(?)のオープニングのメリットは人との出会い。時にはまったく畑違いの人に会う。世界動物保健機構(OIE)なんて聞いたこともなかったが、人間様のWHOよりも国連よりも古い歴史を持つ国際機関とかで、そこに勤めアフリカ大陸を駆け回る獣医さんとお話した。畜産衛生管理の指導が仕事で鳥インフルエンザの時はやはり大変だったって。豚インフルエンザの方はアフリカは今のところ感染者なし、渡り鳥から家禽への経路と違って豚から豚の問題はないから彼の仕事には関係ないらしい。彼がそうというわけではないが、美人をエスコートすると面白い出合いの確率が上がるような気がするのはただの気のせいか、私の被害妄想か? 館長さんもいつもより親し気だった(彼は女好きだから当然だが)。
実はこの美人嬢とは、私がウズベキスタンに行ったことを「裏切り行為」(自分の企画をエイゾウ達は勝手にかっさらった)と批判して私をずっとシカトしていたS君のパーティーで2年ほど前に出会った。パーティー中では私の目からすると一番美人。ずーっと会っていなかったのに積極的に誘ったのは、彼女とオープニングに行ってS君に一泡ふかせてやろうとの遊び心から(彼女もそれは知っている)。でもそれは失敗。いるはずの彼がいなかった。あーあ、残念。

毎晩パーティーに行って暇そうだが、実を明かせば最近なんか全然やる気がしないのだ。やるべきことは沢山あるし、ちゃんと6、7、9月に企画が決まっていてもっと気分が充実していてよいところなのだが、、、。
こんな私を助けてくれるのは雨と友人。雨が降ると「黄金の雨」シリーズが1作できる。そのお陰で少しは仕事したような気になる。それから「不思議の国のアリス」展を企画するギ-君がスペイン国境大西洋岸の避暑地のベアリッツで小品を展示してくれるので、塩を3層に結晶させてチェシャ猫(cheshire cat)のニヤニヤ顔を描いた。この塩のデッサンはまだまだ研究中で、一部(塩1層もの)を名古屋のLギャラリーのグループ展で展示させてもらったが、白い紙に白い塩が結晶していて、光加減が上手くないと見えないし写真にも撮れないのでサイトにも残念ながら載せられない。だからニヤニヤだけ残して消えてしまうチェシャ猫に挑戦したのだが、プレゼも含めて研究課題が多い。

Lギャラリーといえば明日土曜から関西に住むドイツ人画家ベロニカ・ドバス Veronika Dobers が明日から個展をする。ちょっと私の絵とも似たところもある不思議なファンタジーがある絵で好きだ。名古屋の人は見に行ってあげて下さい。(彼女のサイトはwww.dobers-art.de)