坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

運と実力

やっとサンテグジュペリ学校の企画(2/6、2/14)への返事が来た。「学校に設置するには理想的には適していない」という「非常に賢くはない」みたいな言い回しでバツだった。でもこれは人に頼んでも本当に作れるか不安だったので逆に一安心。

4/6の落選通知の一つのオーヴェルニュ地方の企画、知合いが入っていたのでメールをしたら候補は12人しかいなかったことがわかった。倍率は4倍だが公募だとどうしようもないのもかなり届くはず。アメリカの企画に入ったことを「強運」と評されたのに対し「実力です」と答えていたのだが、やっぱり運かなー? この企画の担当者は「地方のアーティストを優先した」と言っていたが、実は仏アーティスト協会に入っている会員数はパリ地方は22465人、オーヴェルニュは366人(昨年11月の統計)。カンヤ村に引っ越せば運が一層強くなりそう、、、。

ところで2/14に書いたキツネのapprivoiserという単語、2007年のNHKラジオ仏語講座で星の王子さまがテキストになったそうで、その担当だった京都大学の稲垣教授は「サン=テグジュペリが独特の意味をこめている」と述べ、語源的考察(a+privatus=個人的なものになる)の後、キツネの言葉をかんがみて「なじみになる」という訳語を考られている(NHKのテキストより)。