坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

正月速報

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今年のお正月は日本。フランスから貨物船に乗ってきたFさんに日本のお正月らしいことを体験してもらおうと大晦日の夜に伊勢神宮に向かった。
宇治橋を渡ってすぐの神苑の年送りの大篝火(写真)、大きな輪の幹が落ちそうなので見守ること40分ばかり、こうして年が終えてしまった。不信心の私はこれでおかげ横町行でもよかったのだが、Fさんもいるし、寒いのを我慢して正宮に初詣にと向かうともう大変な列ができている。でも右側の端の方にはごく少数派ながらすいすいと列を無視して進む人が、、、。横入りの達人の仏人が一緒だから訳がわからないながらそれに従うと「鳥居をくぐる人は左、くぐらず参拝する人は右」とマイクで守衛がくり返しているのが聞こえてきた。
右側も渋滞の列となるのは正宮前の階段付近、どこから右でどこから左かもはっきりしないが、最右翼の我々は順調に進み宮に辿り着く。そこでFさんはびっくり。彼女は「左の列の人はあれだけの列で耐え忍ぶのだから当然お宮の中にでも入れるのだろう」と思っていたのだが、参拝場所は宮の真正面か右にずれているかという違いだけ。「阿呆ちゃうか? 日本人って迷信深い?」との御感想。 本当に寒いかったから、、、信心の力おそろしや!?

私の実家は名古屋西の蟹江町伊勢神宮には直接近鉄で行けるとはいえ、結局家に戻ったのは朝の4時。
一寝入りした後の元旦の午後は、三重の菰野町のIさんと県民の森をハイキング。出発時はちらほらだった雪も、場所によってはかなりの降り、でもこうした天気での冬の低山散策は情緒がある。その後Iさんのお宅でお茶をいただき、湯の山温泉内の御推薦のホテルへ。実はFさんはこの旅行で大の温泉ファンになり、明日東京に向かい5日に飛行機で発つ彼女にとっては最後のチャンス? 本格的な降りとなった雪の中の露天風呂、風流々々。ぐーたらな私がこういう見事なお正月を迎えられるのもフランスからお客さんが来たお陰です。