縁結びのCさん

Fさんは滞在中ずっと掃除をしていうたわけではない。掃除はすごい勢いで3日間ほど。私と一緒に広島、山口県の瀬戸内海沿いに出かけ、それから津和野経由、山陰に出、京都をへて名古屋に戻る独り旅もした。前に来たT君もYさんも日本のお風呂は苦手だったのだが、Fさんは実家のお風呂でも低めの40度ぐらいだと体が本当にリラックスすると長時間湯槽につかっていると思ったら、瀬戸内海の海を眺める旅館で開眼、病み付きの温泉ファンになった。

Fさんのお陰で兵庫県の山間部の多可郡で、ご覧のようなログハウスを自分で建て、有機農業を営むユニークな夫婦のMさんの家にもでかけた。家の左側は奥さんと娘さんの作るパンの直売ショップ。ここ「そら豆農場」の自然食品を神戸あたりからも週末に買いに来る人もいるそうな（詳しくは左にリンクしたサイト　http://www.soramamefarm.com/に譲る）。元旦に伺った三重県のＩさんはカナダの西海岸に住んでられるのだが、ちょうどMさん宅にお邪魔になっている時に電話があり、「フランスのCさんの友達がちょうど来ているのだよ」という縁でお会いすることになった。つまりFさんもＩさんもMさん夫婦も私も、みんなCさんの友達なのだ。最近私は彼女に会ってないのだが、Fさんによると彼女は「人々の縁を結ぶことに勤しむことにした」そうで、遠い日本で我々は彼女の意図通りになっているようだ。Fさんにも勝るヴァイタリティーのあるCさんのCさんたる所以である。