坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ウズベキスタンの後

ウズベキスタンに行けたのはタシケント写真館の招待をもとに石井さんを柱に櫻井さんと私で3人グループを組み、助成金を申請、その結果国際交流基金とポ-ラ芸術財団から援助を得られたからだったが、そのうれしい回答を春にもらった時には5月開催予定の現代アート展が風前の灯火、その後紆余曲折の結果我々の企画は10月の写真ビエンナーレに組み込まれた。当初は「秋に」というだけで日程がはっきりしなかったが、当然ウズベ行きは私にとって今年の最大イベントだから最優先させねばならない。9月の企画は多分重ならないだろうと読んで受けたが、以降は絶対不可(春の経験からまた延期になるかもしれないしとも危惧)。そして今、ウズベから戻って来て何もなくなってしまった。だからせっせと来春からの企画探し。結構大規模で面白そうなフェスティバルもあるのだが、アイデアが我ながら今一。こういう時は「もう一歩」とほぼ一日中色々あれこれ考えることになる。暇そうに見えても頭の中は完全に暇なし、可哀想だが彼女らしき人の世間話を長々聞いている時間などないのである。こういう立場に甘んじられる愛人はいないので今回もこれで終わりかなー? かつダメもとでも企画を提案するとなると作文したり、スケッチしたり、大仕事。結果は意外に2-3ページにおさまったりするから、こういう時に来られると「こんなものに何日もかかるの?」と揶揄されてまた頭に来るのがおち。アシュラの教え「フランス女性の批難など編笠にかかる雨粒のごとし。悲劇的にまで冷静沈着たれ」が実行できるにはまだまだ修行が足りません。