サヴォアにて

先週行ったのはオート・サヴォア(Haute-Savoie)地方のマシリー(Machilly)。ジュネーブとエヴィアンの間の小さな村で、駅員のいない駅に月曜の昼に降り立ったのは私ともう一人のアーティストだけだった。
月曜はミーティング等。切り出された竹を見せてもらったが予想以上に細いものばかり、これはプランをかえなければーと頭が痛くなる。
火曜日はあまり悩むのをやめて一日中竹割り。2メートル以上の長さの細い竹を真っ二つに割り切るほどの職人的技をもたないから苦労するが、きれいに一気に割れた時は快感！　地元の人たちは竹を割るなどということを知らないから私の下手さ加減でも感心される。
水曜日は朝、山に太め（直径3センチぐらい）の竹を切りに行ってそれを割り、午後から円形に立てはじめる。竹が細いから密着させると小さくなる。太陽観測所としてのある程度大きなディメンションを守るため、竹は間を空けて並べることにしたが、透けて見える内部と外部と言う構造は意外に面白いことを発見。
木曜日は大人のボランティアアシスタントがつき、一気に完成。いやはや、予定前に仕事が終るなんて初めてでは？　お陰で見学に来た小学生にも余裕で対応（写真）。アシスタント+天気予報どおりの安定した天気に本当に助けられました。