坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

スーパーの博物誌

イメージ 1パリの東に隣接するモントルーユには多くのアーティストが住む(例えばMさん:8月22+23日参考)が、夫婦が自分の家の一部の旧町工場を展示に使って展覧会を催すAPACCという場所がある。私もグループ展に参加したことがあるが、そこで今「スーパーの自然主義」と題するフランソワ・リウー(Francois RIOU)の個展が開かれている。飲み物のキャップで作られた昆虫や携帯電話のキーで作られたアリクイとか、梱包材や情報器機の部品で作られた動植物が博物館の標本やデモ展示のごとく飾られている。透明なプラスチックをつなぎ合わせた虫はスライドにされ、スライド冷却用の風で揺らぎ、捕まえられてばたばたもがいているよう。単純なアイデアとなかなかのテクニック。ラユンヌの展覧会の売上げがあってちょっと懐が豊かだった私は感動して一点購入致しました。10月19日まで(土日のみ、午後3ー7時)、必見。APACCは左側のリンクを参考に。