坂田英三 旧ブログ

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社会補償制度の赤字

6月21日に社会補償制度の赤字のことに触れたが、昨年度の赤字が予想80億ユーロが実は120億だった。主にはベビーブームの退職者の年金増加(こんなものは初めからわかっているのに何故予想ミスができるか不思議)、医療保険も赤字が増えるばかり。結局「掛り付け医者制度」など数年来の改革は何の効も奏していない。そして新たに診察料の1ユーロ増し、病人負担が決まったが、これは赤字の数%減少させるに過ぎない。一概に悪い方向の改革ではないと思うが結果を見れば一目瞭然、手をつける分野を勘違いしているとしか思えない。政治家も馬鹿でないからそんなことはわかっているができない理由があるのでしょう。地球温暖化対策も然り。破滅は常に先送り、人間って結構楽観的な動物ですね。