坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

飛行機の中で

暖かかったのは昨日(月曜)まで。今日から気温は急降下、かつ風も強いのでヒエ~。天気予報によると木曜は日中最高気温も氷点下。寒さを逃げて帰った日本も、年末名古屋に飛行機が到着した時には飛行場が雪の吹雪に見舞われ、空中を半時間程旋回して天候の回復を待った。今回も「年始の異常な暖冬」が終わったパリに見事に到着してしまったようだ。
ところでJALの名古屋ーパリ間は日本人が大多数、残りの外国人はフランス人かと思いきや、そのほとんどがブラジル人。彼等はパリで飛行機を乗換え、さらに12時間の旅を続ける。すごいなあ。
私の隣に座った(といっても3人がけで2人)のはその一人のパブロさん。ブラジル人らしく陽気で気軽に人に話しかける。何と私は「彼のお気に入り」のスチュアーデスさんと一緒に写真まで撮ってもらうことになった。こんなこと初めて海外旅行でもしなかったな。とはいっても彼と話がそんなにはずんだわけではない。7年間日本にいるだけあって流暢な日本語で話しだしたが、聞き取りの理解力は思いのほか少なく、字は読めないそうだ。やはり日本語の壁は厚い。私と同年輩風なので言語のハンディキャップなおさら大変だろう。日本での友達はほとんど同郷の人だとか。帰国中に「ブラジル人の轢き逃げ犯が本国に逃げ帰って、、、」というニュースで、犯人(推定)が「日頃差別を受けているので怖くなって逃げた」と証言したと聞いたが、日本人でブラジル語を話して日常生活での仲介役をできるような人が増えなければますます問題が起きる様になるだろう。でもパブロさんは日本が大好き。その理由は何と言っても「安全」だから。サンパウロでは皆ピストルを持っているとのことなので天国と地獄。私も物騒なのは嫌だが、絶対に暖かいところ(ブラジルは今は盛夏)に着くのはうらやましい。