坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

哀愁のベバーニャ

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田舎町のベバーニャは何と数年前に物価、社会施設などの総合評価で「イタリアで最も住みやすい町」に選ばれた。その後夏は観光客がどんどん詰めかけるようになり、私の見た霧に包まれた哀愁の町とは程遠い様相をあらわすようだ。当然不動産の値段も急上昇した。
私と言えばあてにしていたブリュッセルの個展の成績が落第点、画家人生を考え直す気できたオンブリアだったが、結局深い霧に覆われ一歩先も見えないまま。でも霧が晴れるとあっけらかんと青空が広がっているものだ。それまで歩き続けるしかないか? それとも一気転身すべきか? 飛行機に乗りに行ったローマはものすごくよい天気だった。