坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

美的工事

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地下なのに雨漏りする不思議な私のアトリエ(10/6、10/31、12/7、12/14など諸々、もともとの被害は5/6)、フランスのお役所は書留で陳情するとやっと動き出すの例で、やっと応急修理が行われた。天井の穴を閉じてかつ水も集められるようにするのは難題と思っていたら意外や意外、工事のお兄さんはこんな簡単なシステムを作った。私の一番の問題は天井の大穴を通して暖房の熱が逃げてしまうことだから、一応これでOK。でも公団住宅の技術係は私の要求に対しtravaux esthetiques(美的工事)をすると言っていたのだが、何処が美的なのだろうか? 僕より「現代アート」しているのかもね。

パリ文化局の主任からも手紙も来たが、それによると「公団住宅が私のアトリエ交換要求を細心に検討するように」と公団に要求してくれたそうだが、公団は「交換でもパリ市がアーティストを決める」と言っているからね。かつそれを受けるかのように「パリ市に権限のあるアトリエ交換には貴方と同じように緊急な事態の人が沢山待っているのでいつ御希望にそえるかお答えできない」というお断りまでついている。これは欠陥アトリエがわんさとあるという意味か?理解に苦しむ。こんどはもう一ランク上げて拝啓市長様に書留書簡かな?それで解決する気は到底しないが