フランス人の気楽さ

今月の私の大イベントはブリュッセルでの個展。久しぶりに絵でピュアーに勝負します。高い絵は売れないよと画廊に釘をさされているが、小品ばかり並べられないから大きな絵も持って行く。輸送は知り合いでパリ・ブリュッセルを行き来している人がいたので、その人に頼めることになり大助かり。だが普通の自動車では入らないから小型ライトバンをレンタルすることにしてルノーの「カングー」なる車を予約した。はじめに見た某レンタカー会社のサイト情報では十分な大きさだったが、予約した近くの事務所の情報ではぎりぎり。街で見かけるカングーを見るとなんか小さな感じがする。ちょっと実験をさせてくれないかなあと、停車している車の人に頼みたいのだが、たいてい工事の人の車で中は一杯。当日絵が入らなければ身も蓋もないので１ランク上の車に変更したところレンタル料も１万円弱高い。かつ二回りぐらい大きく小型トラックとなり、高速料金や燃費も違いそう。しかたがないかと諦めていたが昨日ちょうど荷物を出して発とうとしているカングーを通りで発見。呼び止めて事情を話し、１～２分待っててくれ絵を持ってくるからといったら簡単にOKしてくれた。こういう気軽さはフランス人ののいいところだ。実験結果はすんなり絵が入り、私は大喜び。