坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ベルリンの壁

西ベルリンに住む友人のパーティーに来ていた晩に突然東西が封鎖され、夫婦が子供を残したまま東に帰れなくなるというテレビ映画(?)を放映していた。子供は「異端分子の子供であるにも関わら社会主義の模範生」にまつりあげようとされたり、話がうまくできていたので最後まで見てしまった。40数年前に本当にこのようなことがあったとは信じられないほどの隔たりがある。実際には今年の映画だったが、今の若い人が見たら古いSF映画としか思わないのでは? 
しかしその数十年後の「壁の崩壊」も今では遠い昔に思われる。世界がつかの間の「よい夢」を見たような瞬間だったが、フランスの現代の急激な変化は、ユーロもあったが、東欧が市場に巻き込まれたあの頃に起源があるような。その後「ロハスなパリ?」は瞬く間に、それに期を一にしたような生活のデジタル化とグローバリゼションに席巻されてしまった。そしてこれなしにはサルコジーも出現しなかった?(自分でも論理についていけない)