中道派候補

「夏の大学」と名をうった各政党のミーティングが８月末から９月最初に行われる。その最後に党首が演説する。先週は社会党オランド、今週は中道派政党の仏民主連合なバイルーがTVで何十分も。現在のフランスは左右とも両極の顕在化が目立つので中道の勢力はますます弱い。かつ左も右もわからないような発言をするのは依然ロワイヤルのことで書いた通り（ロワイヤルはオランドの奥さん。夫婦で何話しているのか？嫌な夫婦）。風見鶏的と思われるバイルーを御飯を食べながら聞いていたらマトモなことを言っている。というか演説がオランドよりも上手い（例えばノートを見る回数が少ない）から説得力があるのかな。政暦が長いだけはあるのだが、バックが弱い（右左の異端を集めるにすぎなくなるから）ので大統領になれっこない。でも立候補し続けるのは、売れなくても絵を描いて展覧会をせねばならないアーティストみたいなものかね（天職意識か、少しは未来に繋がると一縷の希望を託して）。