坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

昨日のバイルー

夜のニュースで昨日のバイルー候補がインタビューを受けていたが「ほんとに大統領になれると信じているのか」と露骨に馬鹿にされていた。彼の綱領は教育重視で、制服導入まで主張。私は日本の制服高校にジーンズで行っていたし、制服は制服なりに女子高生のように病的な制限内流行?を作ったりするので、抜本的解決案とは思えないが、イスラムのスカーフ問題や、ブランド物のスポーツスタイルに身をかためる学制を見ると考えさせられてしまう。企業が若者をマーケッテングの対象としか見なくなっていることが問題とバイルーも言っていたが、大昔のベストセラー、大学教授の日英比較の本(題名忘れた)に日本批判で同じようなことが書いてあり、私は非常に納得した記憶がある。でもこの大波にフランスもこの10年程の間にほぼ一口で飲み込まれた。昔フランスに来た頃にはそんな土壌ができそうもない国と思われたが、個人の意識は集団的に変わりうるようだ。悪い方向にはこのように一世代も経たないうちに激変することがあるが、良い方向にもそういうことがあればいいのだけれど。