昨日の続き

昨日の「スイス系」とはスイス系銀行と書くつもりでした。
飛行場を出るとフランスの現実が待っていた。掲示ではちょうどパリまでノンストップで行く列車が来るのでしめしめと思っていたら時間になってもこない。そうこうするうちに10分後発の各駅停車が反対側のホームに着いた。乗るべきか乗らざるべきか？当然場内アナウンスはない。多く旅行客は乗り込んだが、私を含め少数派はホームに残った。５分後別の列車が着き、突然掲示がぱらぱらと変わった。待っていた列車は蒸発、この新しい、幸いにしてノンストップの列車でパリに向かった。
列車を待っている間に母娘と思われる日本人、娘が母に「ここでは誰も助けてくれないからね」と念をおしていた。私も日本ボケしていてはいけない。若い頃はそれが刺激になったが、歳を取るにつれ少々疲れてきた。以前「パリに20年以上住んでいる以外には取り柄がない」と書いたが、実際「華の都」に長年住み続けたことはそれだけでも誇ってもいいほどのことなのです。