坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

日本晴れのパリ

普通この時期のパリはまさに「秋の長雨」のはずなのだが、日本から戻ったら透き通るような青空。かつほどほどに暑く、もういらないと思っていた日本で着ていたバーミューダーを荷物から出して着用。
日本に戻るといつも感じるのは、人々がいつも甲斐甲斐しく働いていることと、お金がかかっていても建築などがやぼったいこと。新しい名古屋の空港からパリのシャルル・ドゴール空港の新ターミナルに戻ってくるとその差は歴然。地震がないからなんでもできると言った
らそれまでかも知れないが、それ以上の空間構想力の差がありそう。でもここの放物線的な曲線の天井は2年前、設計ミスか手抜き工事のため新築早々屋根が落ちた。
長いターミナルの歩く歩道の両側に張られている一連のスイス系の宣伝もしゃれていた。例えば半分水の入った同じガラスコップの写真が2枚あり、一つには「半分一杯 moitie remplie」片方には「半分空 moitie vide」と書かれている。満月の写真にロマンスとデマンス(狂気)と書かれているのは私のお気に入り。