坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

友人のメール

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大学時代一緒に珍道中をした友人より:

「ポンレヴェックの名は覚えていませんでしたが、そこであったことは忘れません。夕方に、駅についてバスから二人で降りようとして、同乗の乗客たちが怪訝そうな表情だったのも覚えています。列車がなくて、近くのホテルまではどれくらいかと訊いた答えが「三キロメーター」と聞き間違え、ならばと歩いて、延々と、いつまでも夕日の落ちない道を歩いたのを記憶しています。フランスに居た間の最も印象的なできごとの一つでした。私のほうは、それこそ二度と訪れることはないでしょうから、懐かしいというか、記憶を共有している友人がいることを何よりも嬉しく思いました。」

blogger 独白:そんな遠くまで歩いたかなあー。ひょっとしてポン・レヴェックではなかった?記憶を共有しているには覚束ないことになってきた)

おまけの写真はターナーの描いたオンフルール。図書館のおばさんが「これも借りなさい」とわざわざ取って来てくれた(ほかのターナーの図録を借りたので)。それだけのことはあって「ターナーのセーヌ風景」という見たことのないものだった(数年前に展覧会があったらしいのだが)。こういうおせっかいで親切なフランス人もいるのです。