坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

最後の追い込み?

今週の土曜日に「発表会」をする。アーティストの多くは期日前にラストスパートで頑張るようだが、私の場合ははっきりした目標を目指すのではなく成り行きで作品が出来る方だし、手間もかかるものはもう出来ているのでのんびりしたものだ。とはいえ新しい玩具を作ったり、土曜日当日のその日限りの簡単インスタレーションを考えたり。
パンフレットの表紙に松かさの半円球(写真)を使ったのだが、これが評判が良い。これは雨が降れば松かさが閉じて壊れる。展示品ではない作品で「自分で出来ますよ」というのだがの見たがる人が多い。土曜日はこれも作るか(天気次第だが)。

ところで「飽食」についてだが、村のバーの昼食メニューはどんなものかというと、先ずは野菜サラダが出てくる。そして第一皿、これがボリュームがある:エンドウ豆とハムのソテーとかレンズ豆にベーコン、あるいはマッシュポテトとソーセージの切り身、マカロニとか。後者2つは私は絶対に頼まないが、この第一皿にガスパッチョがあると本当にほっとする。今日はこれもほっとするカボチャのスープを頼んだ。そして第二皿は羊、牛、あるいは鳥の鉄板焼き。今日は鱈もあって迷わずこれ。それがどうしたことかおばさんがスープを忘れ第二皿がサラダの後すぐに出て来た。「スープはあとでいいよ」と食べだしたら隣の先行する工事労働者の二人がデザートにチョコレートケーキを食べだした。通常は近くの村で作っている珍しい羊のヨーグルト(蜂蜜と混ぜて食べる。ソフトでかなり美味しいが腹にこたえる)、フルーツかフルーツサラダ、あるいは量産アイスクリームなのでこれも今日は特別。スキップしたスープはやめにしてケーキを食べ、つまり一皿抜きで完全にお腹一杯。このメニューはテーブルワイン+コーヒー付きで11ユーロ! ビネファー、アインサでもレストランで食事したがこれは質・量両面で破格。ルタール(フランスの「地球の歩き方」のようなガイドブック)に載せてあげたい。もう少し量を減らして盛り付けを工夫すればルタールの高い線も狙えるのだが、これは理解してもらえていない。