坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

アビザンダ便り-3

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到着以来2度ぐらいは天気がぐずついたが、その他毎日晴天。この空の青さは高原ならではと言おうかスペインならではと言おうか。教会の横はアビザンダの観光名地(?)の11世紀に建てられたレコンキスタ(対イスラム領土奪回)時代見張り塔。石の塔の頂上に木の廊下状の回廊が設けてある変わった建造物だ。見学日の週末に上ったが、堅固な石の塔から急に木製の張り出し廊下に出るのはちょっと不安な感じがしないでもなかった。実際へえっーと思うほどの高さだが説明パネルに何メートルと書かれていないのが不思議。
先週は見えなかったが、湖のむこうの山にも城壁と塔があることに気がついた。実は田舎生活でマイコンも滅多に見なかったら視力回復! 絶対眼鏡をかけなければ読めなかった辞書も明るいところでは裸眼でおおよそは大丈夫。昔はほとんど見なかったビデオ画像を原発事故以来しばしば見るようになり、急に視力が落ちたと自覚していたのだが、一応疲れ目の段階で抑えられたようだ。これだけでも来た甲斐があったというもの。
今の私の生活は、燕の見事な飛行を眺め、鳥の鳴き声を聴き、そして最後に夕焼けを楽しんで一日が終わる。無責任なようだが、今世界で何が起きているかなんてのは本当にどうでもよくなる。

(村役場に木金、週に2回だけ低速インターネットにアクセスできるのだが、その頼りの村役場のネットが故障。これは17日の夜に書いて19日の木曜日に掲載するつもりだったのが今日になりました)