坂田英三 旧ブログ

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懐かしのエルズルム

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先月のエルズルムのシンポジウムに参加したブルガリアの画家から写真が送られて来た。パリに戻って以来色々なことがあったので、2週間前までのトルコ滞在が遥か昔の事のように思われる。友人Mさんの病状は油断を許さぬまま、高齢の御両親の心労は察してあまりある。入院先が近くなこともあって私はほぼ毎日病院に顔を出し、御両親にはありがたられているが、これは深き友情というよりも、自分が親不孝息子だったので、せめても人の親に孝行して罪滅ぼしでもできればという思いがあるようである。

ところでエルズルムはどんなところだったかというと、飛行機から雪山を見て真冬用のコートを着て飛行場に降り立ったら暑くてコートをすぐ脱いだ。雪山はすぐそば、ホテルも標高2500m(市内ではなくスキー場用ホテルで、30分ほど崖を登ったら残雪に行き着いた)、でも日が当たると結構暑い。しかし山地だけあって急に天気が変って雹が降ったり。「ここでは1日で四季が味わえる」といわれたがまんざら誇張でもない。でも冬は零下30度になったりするらしいから「冬には冬しか味わえない」だろう。最初の予定の3月から5月にずれ込んだのは寒がりの私には幸いだった(4/21参考)。

写真は城壁跡から見た同市の代表的史跡のツイン・ミナレットのモスクと市街。高地なのが御覧いただけよう。