D-day

今日はD-day、ノルマンディーの上陸作戦があった日で、オバマ大統領も来てニュースをにぎあわせていた。この時D-dayという言い方、昔はまったくわかっていなくて、フランスに来てJour-Jという言い方を知ってはじめて、Dがdayの頭のDを大文字として「その日！」という意味だと言うことを遅ればせながら理解したのだが、あのノルマンディーの崖をめざして命をかけて上陸をした兵隊さんの気持ちはなかなかわからない。ウディー・アレンが大昔の映画の台詞で「ナチの拷問にあったら何でも言ってしまう」とこぼす場面があったが、ノルマンディーの海岸段丘に向って上陸するなんてたまったもんじゃない。かつ米兵はヨーロッパまで来なければ銃弾に当たる心配などなかったのだから、そんなことに志願するなど、私としては何があっても避けたい選択だ。今でもかつての上陸兵がフランスで歓待されるのは当然すぎるほど当然といえよう。

私は明日からアルプスの山の中。3週間も他のアーティストと一緒に山小屋住まいとはなんかテレビのリアリティーショーのごとき雰囲気もあるが、何が待っていることやら。明日は早朝発なので、一緒に車で発つP君のところに午後にすでに荷物を持って行くことにしたら、彼も3週間なんて初めてだと言っていた。その後他の事を始めるのも中途半端だし、何もすることもなく、急に思い立ってフランス版Face bookを開いてしまった。こうして訳のわからぬことばかりをはじめるちょっとしたD-dayとなった。アルプスで暇だったらFace bookもブログも書こうと思いますがどうなりますか。請う御期待。