ウバイの谷

今朝夜行列車でパリ着。助っ人のC嬢もシティーカーのTwingoでのアルプスの山道の運転はかなり不安な様子だったので結局無鋪装の山道を毎日ではなくともかなり歩くことになった。インターネットのある事務所には宿舎（町営ロッジ）から車で10分ほどだが、仕事の現場に向うのに片道1時間以上、それに買物、食事の支度などをいれると現地でブログを書く余裕などとてもなかった。それに行ってみるとインターネットが機能していないこともあり、、、。
それ以上に企画側とのギャップの問題ばかり。私は谷と山の2箇所で作品を作るのだと思っていたら、私および計3人は峠の両側で作品を作ることになっており、峠越えは雪で無理だから下界に降りて1時間半のドライブで反対側の村に引越しをすることになっていた。「いつ引越しをする？」ときかれて初めてそれを理解する有様。加えて反対側のウバイのサイトを見せられたのも着いて翌週の火曜ことなのだ。だからそのモンゴルの平原を思わせるような広々としたU字谷（写真）を見た時は美しさに打たれると同時に唖然。こんな自然の中で短期間で何ができようか？　しかしいつもの事ながらとっさの知恵が浮かんで、、、。