坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

マンガにならないサルコジー

政治家は風刺漫画家の手にかかると「いかにもいかにも」という感じになるものだが、サルコジーの容姿は特徴があり過ぎてマンガにならない。かつ言動も行動も花々しくマンガチックだから新聞の一こま漫画がまったく生彩を放たなくなってしまった。マンガ家にとっても試練の時代だ。年末からでも、ブッシュのようなキリスト教主義をちらつかせる「文明の政治」発言、恋人とそのお母さんまで連れたエジプト旅行、内閣閣僚の実績採点制度(ほとんどすべてお笑いの基準なのだが、外務大臣欧州議会に何人閣僚を連れて行くかというのが点数になるというのが一番私には突飛だった)、法的労働時間をなくすような35時間制廃止発言をすると思うと、「国の金庫は空なのに私に何をせいというのだ」などと開き直ったり、国営放送からのCMをなくすと突然発表したり(民放の株価が一気に上がった)、批判しようとすると次の日にもう新しいのがあるという、毎日構っていたら私のブログがサルコジー一色になるだけの充実度。かなり一般国民も疲れてきたような気がするのだが、、、でもあのバイタリティーには反対陣営は総崩れ、春の地方選までまだまだ無茶苦茶なことが続きそうだ。