モンドール

クリスマスはこちらでは家族の集い。呼ばれても退屈するので最近いい加減にすませていたのだが、今年は久しぶりにJさん宅で家族団欒に挑むことにした。月の初めに夕食を一緒にした時、田舎の署名ツアーの後で滅入っていたのを同情されたのだと思うが、その時話されたフルコースメニューに食指が動いたのだ。
そのメニューに花を添えようとモンドールというチーズを持って行くことにした。これはものすごく柔らかいチーズでスプーンで中身をすくってパン等につけて食べる。杉の木のケースに入れられてその香りもよい。昔買ってほっぺたが落ちそうになった記憶が鮮やかなので、わざわざ嘗ての住まい（12区、今の13区のセーヌの対岸）の近くのチーズ屋に出かけた。驚いたことには、私の前で沢山買い物をした奥さんもわざわざ「向こう岸」（13区）からやってきていた。チーズ屋のチーズはスーパーに比べて2倍近く高い。でもそれ以上美味しい。だから時々贅沢する価値はある。だが13区のチーズ屋は値段は2倍でも美味しさが2倍以上かは大いに疑問。朝市もひどくなるばかりだし、、、（これはいつもグチっでいますが）。

ところでモンドールだが、滅入らされた田舎のオーヴェルニュ地方にその名の山があるので同地方のものだと思っていたが、私の坊さんのアシュラの里から遠くないスイス国境地方にも同名の山があってそこの名産物でした。かつクリスマスにつきものだから何か因縁があるのかと思ったのだが、秋に絞った牛乳作るから冬のチーズということ以上に関係はないみたい。

以上のように、ブログとは言えあまり大間違いを書いてはいけないので不確かな知識はインターネットで確認しています。そうして自分の勉強にもなるのも自分にとってはブログの効用ですね。