坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ストとボージョレヌーボー

フランスは昨日(14日)からストに入った。先月のストが1日だけだったのに対し今回は直訳すると続行可能ストで、長期になるかもしれない。原因は年金特別制度の改革だが、ストの中核となる鉄道、都市交通の従業員のほか特別制度は鉱夫、漁師とかの大変な職業があるかと思えば国会議員とかフランス銀行の職員とか、仕事の質からとにかく色々な特別枠があって、かつ同じ国鉄でも運転手は50歳定年可能と国鉄の中でも特別扱いで私には詳細がわからないので深入りしないが、ちょっとかわっているのはオペラ座。というのも何と1698年にルイ14世により特別制度が作られた。そのお陰でオペラ座バレリーナは40歳で定年できる。仕事柄当たり前と言えば当たり前だが、、、(どんな退職条件なのでしょうね?)舞台の裏方さんも毎日夜の仕事だから特別優遇されていて、それの見直しに反対して技術スタッフがストに入り公演はすべてキャンセルに、、、。

実は今日は郊外のグループ展のオープニングだったが、何時間かけて到達できるかもわからないし、どうせ誰も来ないしで、案内状が来ていたカルチエ財団のオープニングに自転車で。まあ例によってお金はかかってそうだが何が面白いかわからない展覧会だったが、そのあとワインバーでボージョレヌーボーを飲んで少し暖まって帰って参りました。日本人好みでミーハーぽくてワイン通からは馬鹿にされていますが、周りの人もちゃんと注文していたからパリでも一般人の年中行事ではあります。

寒いし(最高気温6度)、ストだし、明日の本のプロモーション(13日参考)はどうなるだろう? 頼んでやらせてもらうのだからこのぐらいのことでキャンセルできないしなあ。