坂田英三 旧ブログ

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フランスでのテレビの存在

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日本では家庭の中心?にテレビがあるのは当たり前で疑問を持たないが、フランスにおいてはテレビは異物である。フランスのアパートは普通きれいに整頓されており、古い家具など調和しないから違和感は大きい。私の来た20年ほど前にはテレビを持っていない人もいくらもいたし(私がフランス人とアパートをシェアしていた時は良い番組があるとみんな私の部屋にTVを見に来ていた)、デジタルで何十チャンネルも見られる時代に変わったが子供のDVD用にしか使われないTVも多いようだ。だからたいていはついていない。これがイタリア、スペインに行くと家庭でも大衆レストランでもBGMのようにしょっちゅうつきっぱなし。両国とも好きだが私が住む気にならなかった理由の一つだった。
しかし最近ではパリのキャフェでもTV画像が流れっぱなし(競馬とサッカーの中継が主な理由か?)だし、質の高かったドキュメンタリー番組は影を潜め、日本のようにタレントの雑談番組が人気のようだ。
ところで写真は近所の風景だが、こういうのを見ているからかアトリエがどんどん雑然としてきた。街の景観と家の整理整頓には関係があるかも。