坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

温泉町での制作

「冗談作品」は単純でパリで十分準備をしたので早く作って後は山の中で好きな作品でも作っていようと思っていたのだが、案に違って時間がかかってしまった。第一要因はアーティストの世話係りが一人しかいないこと、第二は連休。町の受け入れ体制がしっかりしていないに加え、木曜17日から昇天祭の休日で公園の係りも土木係りも休みだから手伝ってもらえないどころか、スコップやつるはしなどの道具も持ち出せない。かつキャンバスを板に貼る為のボンドが町の工具屋にも近くの町のセンターにも品切れ。そんな事情といつもの癖で山火事のあった森の焼けた木を集める他人の仕事を手伝ったりして時間が経ち、ホテルで工具を借りたりしてなんとか正面を作り、その後はベニヤ丸出しで不細工な裏面に竹のアーチを施して朝顔の棚になるようにしたり(ちゃんと公園のサービスがフォローしてくれればよいのだが)、、、。やっとのことで予定日に仕上げた途端、設置場所を変えろと言われ(当然受け入れられません。初日にもらったマップ通りなのだから)、ちょっと呆れと疲れを蓄積して帰って来た。30度の炎天下の作業からパリはうってかわって最高気温15度の寒波(?)、身体がついて行かない。