坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

キーワードはチン?

マイコンで仕事をしていたのだが、ふと明るくなったアトリエ内を見ると何だか白っぽくベールに覆われている。突然白内障になるものかとショックを受けたが、視野全部がベールに覆われた感じ。白内障はまん中辺がぼけるのでなかったかなあ?
でも明らかに室内は白っぽい。気象の異常かと思って外にでたのだが、外は良く晴れていて室内以上の透明度がある。再度アトリエに戻ってよく見ると地下のアトリエにも燦々と入り込むようになった陽光に塵が浮遊しているのがよくわかる。埃っぽい日が続いていたと思ったら、地下アトリエに淀んだ空気が堆積したのだ。水も大気汚染も低きに流れる。昨日来たF君はうらやましがっていたが、やっぱりこのアトリエはやばい。喉が痛いのも当然だ。
白っぽいのは空気の悪さと明るくなった日ざしのお陰と結論したが、光で微粒子が分散しているの何と言ったかが思い出せない。中学校の理科?長々と記憶の糸を手繰った末、チンダル現象なる言葉に辿り着いた。でもチンダルなどといういかがわしき名だっただろうか?心配になって電子広辞苑を引いたらあっていた。そんなことに頭をひねっている最中突然、昔コンコルド広場とヴァンドーム広場を混同して母親がお笑いの名前の広場を作ったのを思い出した。こんな三者混同は記憶の回路が成立しているからできる芸当、今の母では間違えを正しても「そうやったかなあ」で終わってしまう。記憶の道の散策を楽しめるのは健康なうち。かつこれは多少記憶力が衰えた今の方が昔より寄り道が多くて楽しいみたい。