坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

シラク大統領の新たな顔

パリの環境会議の「警鐘」が、米国、中国、ロシアなどの「CO2排出大国」も含めた100以上の国により採択され、「人間の活動による地球温暖化」の事実が公認のものとなった。その追い風を受けてシラク大統領が「今やエコロジー革命が必要、国際環境行政機関を築かねば」と提唱した。
お説ごもっともなのだが、シラクさん何時からそんなにエコロになったんだい?今までちゃんとした環境行政をしようとすればいくらでもできたのに? 大統領退職後の栄誉ポストでも探しているのではとかんぐりたくなるのは私だけではないでしょう。「イラン原爆、一つぐらいは問題にならない」との大失言とか、ずいぶんな「活躍ぶり」で「よっ、大統領!」と声をかけたくなる。
でもそれよりすごいチンバンジーの鳴声がエリゼー宮に響いたそうだ。シンポジウムに招かれた72歳女性の霊長類学者が「私が40年研究した動物の声を聞かせる」と自ら雄叫びを発して保護を訴えたそうである。偉い人がいるものだ。エリゼーの会議も想像以上に面白いそうですね。