坂田英三 旧ブログ

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フランスのために戦ったアフリカ人

第2次大戦でフランス解放のために戦った北アフリカの外人兵をテーマにした映画が封切られようとしている。彼等は第一線にだされ戦闘の犠牲になった確率が極めて高く、かつ戦後は格差のある手当てしかあてがわれなかった。映画には人気タレントが出演したこともあってか評判になり、大統領も何か言ったとかで、今さらながら補償されようとしているようだ。
これに対しまだまだ名誉回復に遠いのはアルキと呼ばれる、アルジェリアの内戦(独立戦争)時にフランス軍に入って戦ったアルジェリア人たち。独立後国内では裏切り者とみなされ迫害にあい、多くはフランス本土に逃れたのだがフランスの受入先は閉ざされた難民キャンプ、ゲットーの生活だった。「目をつぶりたい歴史のために無視され続けた存在である」と記念日の度に毎年のように語られるのだが、、、。