坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

フランス贔屓

フランスチームは「ブルー」と呼ばれて、大抵は青のユニフォームを着ているが、好調になったスペイン戦以来白のユニフォームで、決勝ではフランスが白、イタリアがブルーですって。ややこしいなあ。

ともかくフランスチームの活躍でユニフォームどころか三色旗が売れているそうな。ゲームに勝った晩は大勢の若者が旗を翻して走り回っています。右翼のドゥヴィリエが「この国民の熱烈なフランス贔屓をサッカーだけでなく他の分野にも広げようではありませんか」と言っていた。やっぱり出てくるよね、こういう国粋主義が。自国のチームを応援するのが自然な感情なら、政治、経済、文化の領域でも自国を優先するのは当然なことという論理です。私には仮定も怪しいが、この種の詭弁につきものなのは比較できない性格の物を比較してしまうことだと私は思う。例えば一市民のパン屋さんが仏チームを応援するのと、彼が仏人の客を優先してパンを売るのとは話が違いますよね。(但しこれも「人間生まれながら平等である」と仮定しての話です)