坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ブリュッセル

久しぶりのブリュッセルだったが、画廊のお兄さんと長々話していただけで、グランドプラースで美味しいベルギービールを飲むこともなくあたふたと帰って来た。でも一応秋の個展は決まり。若いギャラリーなので売れなさそうだ(でも色々頑張っている)。2千ユーロ以上の作品は家では絶対売れないと念をおされたが、そうは言っても大きな絵を持って行かない訳にも、そこまで値下げする訳にもいかないから困ってしまうが、やらないよりはやったほうがいいですからね。

画廊に向かう前に王立美術館の前を通ったのでアールヌーボーの特別展を見た。アールヌーボーに影響した日本の工芸品の展示から始まったが、その洗練さに比べるとアールヌーボーは自然界のモチーフの誇張の下手物趣向に見えてしまった。わざわざベルギーに行って日本伝統文化を見直すとは、、、。かつ展示品の逸品にはパリ装飾美術館のコレクションが数々あり、パリで見たことがないようで首を傾げてしまった。

でもあんなに人のいない美術館へ入ったのは久しぶり。かつガイドが大きな声で説明している。その聞こえてしまう内容が非常に主観的で驚かされた。というわけで少しエトランジェ気分になりました。