坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

レジスタンス映画

ブリュッセルから帰った夜テレビをつけたらなつかしい「大列車作戦」をやっていた。終戦間際にルーブルの名画をナチスの略奪から救う為に列車を迂回させる話です。鑑みるに私が幼い頃にみたハリウッド映画ではレジスタンスのヒーロ-達は良心があり頭も切れ体力もあり(主役はどうみてもフランス人鉄道員には見えないバート・ランカスター)、随分フランスのイメージアップに貢献している。「芸術家」の端くれの私としては、見たこともない名画の為に命を張る(かつ多数は殺される)一般市民の話には涙がでるが、本当に私の周りに入る人達(例えば公団住宅職員)はその子孫なのだろうか?あるいは良心あるレジスタンスの血はその頃途絶えてしまったのかなあ?