坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

アトリエオープン日曜

日曜だからまあまあの人出はあったが、何も売れないよ-(というか訪問者に何か買おうと言う雰囲気がない。昨日までの楽観が吹っ飛んだ)! ベビーカートを押した夫婦連れが多く、近所の人が散歩に来ている。これが「アトリエオープン」の本来の姿と言えばそれまでだが、アーティストは参加費まで払っているのだから、まさに地域活性化のボランティアになってしまった。「自由価格」にしているアシュラの絵葉書も寄付金を箱に入れようとする人は1~2名? 数年来無料の新聞もあるぐらいだから印刷物はだだという概念が浸透したのだろう。

ぼやく理由は昔はアトリエで作品を安く買おうという意図の蒐集家が日に何人かはいたから。まあこれもアーティストには罠みたいなところがある。普通フランスでは画廊で展覧会をすると50%は画廊の取り分になる。だからといってアトリエで大割引していたら画廊とは仕事ができないし、画廊値段では蒐集家にはメリットがない。結局「まともなアーティストの出番ではないのだ」とあきらめて今日最終日「ボランティア」を徹しましょう。