坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

正字

正字のできない私の嘆き(4/19)に関し、「国会に付議された新しい法案に間違い、誤字がいっぱいあったというの もありました」という日本からの便りをもらった。それを読んで4~5年前、前パリ市長チベリの奥さんの架空のポストが問題になったとき(実は彼女以外にも名目だけの高給ポストが数々あって、私もそういうのが一つほしいなあと思いましたよ)、彼女が作ったとされる報告書にorthographeミスが沢山あったと言っていたのを思い出した。内容云々は主観的な問題とも言えるが、誤字は極めて客観的。かつ言外に、「誤字がある報告書の内容は推してしるべし」ということが含まれている。でも私は批判するなら誤字より内容を非難するのが正道だと思うな。(前例の、「法案に間違い」と言うのは誤字どころの酌量の余地がない)

ところで「干し草」企画は某農村の公募で思いついたのだが、一昨日落選通知が来た。この企画書は添削済みだったが、、、あーあ。

普通の「売れないアーティスト」はこれで意気消沈するところだが(私も2時間は嘆いていたが)「あれっ、夏暇になっちゃった。じ
ゃあ他の企画あったじゃない。山の中の、、、あっ、書類提出締切りは来週だ!」というわけで大急ぎで昨日全く新しいことを考え、デッサンをし、作文をし、英語だから検閲なしで送ってしまった(英語が仏語より得意なのではなく、経験から言うと外国人英語と覚悟して皆さん読んでくれる)。疲れた疲れた。
内容はここで公にするほどオリジナリティーはない。でも一応企画側の問題意識は正確に突いている。だから自己検閲クリアー。こういう企画は落ちても全くがっかりしなさそうで楽々。一応考案しただけの充実感もある。
また「売れない」を批判されたのだけれど、「売れないアーティスト」というのは「売れるか売れないかを問わずクリエーションしてしまう人間たち」ということだと思うのだが違うのかなあ?