寒波とバーゲン

初雪の水曜の朝、ラジオでモン・サン・ミッシェルが雪化粧と何度もいうので、さぞきれいなことだろうとTVニュースをつけたのだが、建物の構造が繊細なので（突塔が多い）、雪が積もらないからそんなに美しい雪化粧とは思わなかった。大雪に覆われたノルマンディーの片田舎の風景の方がよっぽどきれい。
ちょうどその朝から冬のバーゲンが始まったので、最初は「寒さにもかかわらずバーゲンに朝から大勢人が殺到」と言っていたと思うと、数分後には「不景気で客足がいつもほどではない」とか言っている。これだからニュースを見ると精神分裂になる。普通に考えると「寒波でバーゲンに行くのを控えた人が多かっただけでは」と思うのだが、違うのかなー？。察しのつく分野でもこんな調子だから、わからない経済とか外交ニュース、あるいはA型インフルエンザのワクチンのことなど、疑われるのは当然。
かく勝手に結論していたら、元旦に年賀状を紹介したHさん、会ったら「昨日奥さんと朝からイケアに家具を買いに行って、大渋滞でうんざりした」なんて言っている。当たり前でしょうが。あーあ、あの夫婦はもう少し分別のある人達だと思っていたのだが、、、。
TVニュースをいつもより一生懸命見ているのは、寒冷洞窟アトリエの住人としては天気予報が現在の一番の関心事だから。1週間予報ではずーっと零下あるいは零度が続く（1週間予報だからその後は？）。鋪道の雪が凍ってずーと残りそう。危ない危ない。郊外のイケアなんて行ってる場合じゃないよ。