坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

水いらず

珍しく忙しがっていたらダメ押しが来た。夕方頃通り雨が何度かあったのだが家の中でポツンポツンと音が聞こえる。いやーまたまた水害! 4年間でこれが3度目。なにせアトリエは地下だから「水は低きに流れる」、なにかトラブルがあると私のアトリエに入って来る。
一日中展覧会の準備に追われ、その間をぬって雨の絵を一枚作った後。夜は同じ建物のグルジア人アーティストのパーディーに行く予定だったがその替りに一晩中床の水をスポンジで吸うことになるかと思うとぞっとした。幸いにも理由が雨水だったからそのうちおさまった。
しかし公団住宅は立付けもいい加減だがまた週末のトラブルSOSの応対の酷さには恐れ入った。天上から水が垂れているからすぐ修理を呼んでくれというのに、水はどこから来るのかわからなかったら人を送れない、2階のアパートを見に行けとか、、、。こっちは絵や画材を被害から守るのだけに大わらわ(物置き部屋だったので)、かつ建物の構造が奇怪なので2階のアパートとは入口が違って一回りせねばならぬ(だからちょうど通りがかった隣人の頼んだ)。相手にならんから消防署を呼んだ。消防署の人も結局建物の構造がどうなっているかわからないが、事が大袈裟になったおかげで「お休み」の管理人が現われ、どういう経路かわからないが雨水が原因であろうとの結論。消防局員、管理人を楯にSOSに電話をしなおしたら、同じ人とは思えないほど応対がよくなっていた。
疲れていたが挨拶ぐらいとパーティーにでかけたら、何と5時まで長居をしてしまい(夜中をすぎてから何故か盛り上がってきたので)、朝10時頃にベルギーの画廊から火曜日のアポイントメントの確認で起こされ、かつ連休明け(月曜休日)だろうと思っていた修理工が来た(でも配線間を伝って上の方から雨が入り込んでいるので直ぐに修理は不可)。かなり眠いけど夜は友人の映画の仕事もせねばならない。保険屋にも忘れずに被害報告の手紙をかかねばならないな。「朝帰り」は自業自得だがくたくたです。