坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

アイスクリームとニーベルンゲン

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結局昨日がインディアンサマーの最後の日だった。今日は久しぶりに曇で気温も下がり、暑さに慣れた身には肌寒い。

その最後の夏の日(やはり気温28度)はどんなだったか? 
朝は界隈の人口急増にびっくり。工事中だった大学校舎が開き、若い人達が通りに溢れている。
午後は冬以来長丁場の裏技的になった割れた歯の治療、矯正歯科に行くとエアコンが入っていた。
行きも帰りも心地よくパリの自転車ヴェリブ。歯医者の後の口直しにベルティヨンのアイスクリームを食べようとサンルイ島に行くと本店はお休み、がっかり。川を渡ってムフタール通りでまたペダルを踏んで、花形にきれいにコーンを飾ってくれる店に。ここはこの前来た時には臨時アルバイトらしき女の子しかいなくて、小さな貧弱な花しかできなかったが、今回は御覧の通り。でもこれは見るアイス。味は誰が何と言おうとベルティヨンが一番濃厚で美味しいと思う。あれまあ、完全にパリの「ミーハーブログ」になってしまったが、これは暑さの所為?
夜はうって変わり文化番組専門チャンネルのアルテで、フリッツ・ラングの「ニーベルンゲン」(1924年製作の無声映画、但し今回放映はワーグナーの抜粋付き、色も何故かセピア)。私の評価は代表作とされる「メトロポリス」(1926年)よりよっぽど高いのだが、「ジークフリート」の巻が2時間以上。「あー見終えた」と思ったらすぐに「クリームヒルト(ジークフリートの妻)の復讐」の巻(これも2時間以上)が始まり、その後「ニーベルンゲン」がどのようしてナチスプロパガンダに使われたかを解説する番組がある。いくら両方とも見たいと思っても体力の限界。何故続きは来週にしてくれないのか? 本当にアルテの番組構成はいつもテーマがあって、一晩それを続ける。テーマに興味がある人は全部見たいだろが、まさに超人間的なプログラム。ビデオに取ってちょびちょび見ろというのだろうか??? 私はビデオもないが、買ったDVDも見られない質なので、昨晩はジークフリートのみでドロップアウト。朝工事で起される人のことも考えて欲しいよ(普通の人なら勤務があるし、、、)