坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ミラベル食べ放題

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ロレーヌ地方名産の、写真のような黄橙のプラム系のフルーツのミラベル、8月中旬から2週間ぐらいが旬で姿を見せたかと思うとすぐに消えてしまう、、、というのは例年の事。今年は大豊作で、7月末からすでに収穫が始まり8月早々可愛い姿を市場に現わした。私は最近は2日に1キロのペースで食べまくっている。大好きだからが第一の理由だが、第二の理由は豊作だけあって安い。ミラベルのことは06年の8月21日にも書いており、その時は「キロ4ユーロで沢山買えない」と嘆いているが、今は2ユーロ台、5年間の物価上昇を考えると本当に安い。今年のフランスは異常気象、4、5月に初夏のような天気だったがその時期に開花が促進され、7月の連日の雨で実りが良くなったそうだ。さんざんの夏にも少しはメリットがあったか?

そしてその夏だが、実は今週になってやっと連日暑い日が続くようになり、今日はスイカも買った。これも甘くて美味い。初めて旅行した真夏のローマのスイカも、セルビアの田舎の道路沿いに積んで売っていた長細スイカもうまかったが、やっぱりスイカは日本の暑い夏の子供の頃の記憶と切っても切れない。日本流に塩をふって食べては(「甘さが引き立つ」と言ってもこちらで信じてもらった事がない)ちょっとノスタルジーにふける。

ミラベルにはそういう懐かしみがない。食べては種を吐き、食べては種を吐き、今年のは、、、いやミラベルはいつでもおいしい。