坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

無題

5月29日の展覧会に出す予定の塩のデッサン(例えば12/4写真参考)は、紙の上に結晶ができているので、ガラスがデッサンがくっついてはならない。裸のまま、或いは箱型の額で浮かせてと思っていたのだが、フランスでは箱型の額が意外に珍しい。サイトを検索すると昆虫標本箱を作るメーカーが片手間に作っているのが見つかったが、5cmの深底。英語でbox frameでゴ-グルするとイギリスのメーカーが見つかり、ロンドンで買えるので友達のパーティーに入ったついでに買えば良しと安心していたら、トルコ行きで展覧会の準備はその前にできていねばならなくなった。困った時の神頼みでいろいろなものが揃うパリ市役所前の百貨店BHVに行ったら黒枠で適当なのがあった。ちょっと問題に思ったのが枠内の色がオレンジ。だから一つだけ買って家で合わせてみて、意外にいけると判断して今日買いに行ったらびっくり。ない! 担当部門のチーフの人に「一昨日ここで買った黒枠で内部がオレンジの、、、」と言って説明するのだが、「箱型は木枠はこれだ」と違うものを見せて私の言うようなものはないと言う。しまった、「よいものは即買わないとなくなる」というパリの買物の鉄則を守らなかったからこのざまだ。でもあれが2日のうちに完売するとは思い難いので額コーナー全て見まくり、飾ってない陳列台の下の箱まで確かめてついに見つけました! 流石に担当者に見せたら珍しく謝った。これは店員の態度の悪いBHVではごく稀なことだ。残っていた4つを全て買ったが、これじゃー足りないし、注文したって当てにならない(私がオランダから戻りロンドンへ発つ間に届かないとどうしようもないので)し、別の手立て(作品)を考えるしかないか、、、。

世の中(フランス)のニュースは、アイスランドの火山煙で戻れなくなった旅行者に補助金をだすとか。TVではインドの旅行者に3日間の滞在費に150ユーロ支給、インドの物価を考えると楽勝のような、、、。それはさておき、こういう突発事態の政府の対応を見ているとフランスのパスポートを持ちたくなってくる。それから私が昨年夏に毎晩聞いていた哲学講座のミッシェル・オンフレさん(8/20、8/30参考)、フロイトの本を書いて、彼の理論と私生活の乖離を批判して論議の的になっているとか。全然言っていることと自身の生活の違うショーペンハウアーに関して何日も講演していたのにどうしたのことか? それから当然トップはギリシャの経済赤字。予想より多くBNPの13.6%でヨーロッパ、IMFが救うの救わないの。赤字が年間BNP以上ある日本はどうなるのかねー。経済のことは私にはさっぱりわからない。

いろいろありますが、来週からオランダ、その後も立て込んでいますので不思議に忙しく、ブログがお休みになるかもしれませんが、元気にやっているでしょうので御心配なく。