坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

牛パワー

8月に送った韓国のダメもと企画入ってしまった(8/12参照)。流石に企画がいい加減だったからだろう、提案した「花のなる水牛」(仮名)に加えカンタルで牛乳パックなので作った「笑わない乳牛」(7/5,9,18日記載)も制作してくれと言う要望付き。これはカンタルのフェスティバルに同じく参加、9月にアメリカでも会ったアーティストのボンギ君の口添いでもあったに違いないと思い連絡してみたら、「知らないよー、よかったね」との返事。6月のアルプスに続き、本当にまたダメもとが選ばれてしまった模様。どうなってるのかなー。

それは兎も角、生きた木などで作る水牛の方は初の試みなので実験が必要、乳牛の方は時間だけは朝から晩まで働いて2週間フルに必要だったから、乳牛作りはアシスタント要、「テーマ課題である『平和』と私の牛との関係を聞かれたらどうするの?」という要望かつ嫌みともとられかねない素朴な疑問を返事に送ったのでどうなりますか。
「乳牛」は一般に好評らしく、私のアトリエ近くの大ビジネスビルに展覧会企画を持ち込んだK君によると「英三の牛には全員一致」だったとか。でも肝心のサンフルールの牛の消息を知ろうとしても企画者に電話も繋がらないしメールの返事も来ない。韓国はまだ牛乳パックが違うだろうから意外性があるが、フランスで同じの作る気しないしなー。大金(私にしては)の制作費を請求してみよう。

これほどの好評だと、カンヤ村に最初に提案したこの、ダメもとではない、れっきとした自信作であった「動物もの」(08/1/10参考)の落選はやはり新市長の政治的判断であったことがますます明白になったと言えよう。